今季、川崎フロンターレから期限付き移籍で加入したベガルタ仙台MF中野嘉大(23)が、宮崎キャンプ5日目の18日に行った非公開練習試合で右膝を負傷していたことが19日、明らかになった。診断結果はまだ出ていないが、中野の開幕戦(25日・ホーム札幌戦)出場は絶望的となった。

 渡辺晋監督(43)の話によると、相手選手はボールに触れずに中野に厳しくチャージしてきたという。渡辺監督は「ボールに触れていないのを見たら、厳しいなあ」と残念がった。中野はチームドクターの検査を受けるため、この日の全体練習に参加しなかった。

 中野はこれまで、45分×4本の練習試合2戦で主力組に入り、主に左ウイングバックでフル出場していた。

 渡辺監督は「代わりに出る選手がやってくれると思う。それがチームというもの」と、他の選手に奮起を促した。