今季Jリーグ移籍の目玉、川崎フロンターレからFC東京に新加入した元日本代表FW大久保嘉人(34)が開幕前インタビューに応じた。個人目標に掲げる2年ぶり4度目の得点王やJ1通算200ゴール到達への思い、まだ敵チームだった昨季途中から東京の改革に着手していた型破りも告白。25日の開幕鹿島戦(カシマ)から、首都クラブを悲願のリーグ初制覇に導く挑戦が始まる。

 Q1 米国のトランプ大統領のように、誰に何を言われようと、成し遂げる公約は

 「何が何でもと言われれば、ゴールやろ。その積み重ねが、個人目標の得点王につながっていく」

 Q2 こわもて? のイメージだが、東京でイジってくる選手は

 「河野広貴。人なつっこいから、キャンプ中も広貴の部屋に行ったり、食事に行ったりして過ごしてた」

 Q3 J1最多得点者でも頭の上がらない人は

 「(母校)国見高の小嶺忠敏先生。同じ高校の先輩で(大久保嘉の獲得に尽力した)立石敬之GMって書いて、ゴマすろうか(笑い)。いや、やっぱり小嶺先生しか考えられないよね」

 Q4 移籍初年度。慣れるまでストレスがたまる可能性がある。解消法は

 「子供(3兄弟)と遊ぶこと。この一択やね」

 Q5 1億円あったら何に使うか

 「(今季の推定年俸1億円超で)1億円…。持ってるしな。100億円にしよう。クラブ経営できそうだけど…面倒くさい。W杯出場? 金じゃないし、出るためだけに100億円も使いたくない。決めた。貯金。俺が死んだら子供に分ける。『使わへんのかい!』って言われそうだけど、俺が貯金って意外でしょ」