セレッソ大阪は23日、元日本代表MF関口訓充(31)がJ1のホーム試合において「kuni32(くにみつ)シート」を設置すると発表した。

 開幕戦の25日磐田戦(ヤンマー)以降、ヤンマーまたは金鳥スタに32席設置。15年に加入した当時の背番号「32」(現7番)にちなんで毎試合32人を招待する。

 関口は08年の仙台時代から社会貢献活動に励んでおり、C大阪での「kuni32シート」設置も3年目。1人でも多くの子どもたちに夢を与えるため、自主的に活動を続けてきた。

 関口はクラブを通して「自分はサッカーに出会って人生が変わった。練習がつらくて逃げ出したい時もあったし、悔しくて何度も泣いたこともある。でもそれ以上に壁を越えた時の達成感や『みんなで一緒になって喜びたい!』『またあの気持ちを味わいたい!』という思いで今でもサッカーを続けている。自分は試合ではいつも全力。子どもたちの目にどう映るか分からないけど、全力のプレーを見て何かを感じてくれればすごくうれしい。自分もそんな子どもたちに少しでも夢を与える存在になれるよう今シーズンも全力でプレーすることを誓います」と熱く思いを語った。