FC東京DF太田宏介(29)が24日、アシスト数の自己記録更新を誓った。25日の開幕鹿島アントラーズ戦(カシマ)に向けて、小平グラウンドで非公開練習に参加。終了後に取材対応し「2年前の13アシストを、まずは超えたい」と目標を掲げた。

 オランダ1部フィテッセに移籍する前の15年に打ち立てた13アシストは、DF登録選手としてはJリーグ史上最多だった。その後、1年のオランダ修行をへて復帰。東京の初優勝のために日本へ戻ってきただけに「当時の数字はマスト(絶対)。そこから優勝に導くためには、もっともっと得点に絡まないといけない」と意図を説明。15年は出場が30試合で「何試合か出ていないので(34試合フル出場すれば)さらに伸ばせるはず」と自信も見せた。

 非公開練習では鹿島対策のCKやFKも入念に確認したようで、キッカーを務める太田の左足には期待がかかる。「今年は、さらにセット(プレー)で得点を取れるチームにしたい。今日のフィーリングも抜群でした」と自賛し、報道陣を沸かせる場面もあった。

 昨季王者との対戦は攻守に激しい展開が予想されるが「状態はいいのでガンガンいきたい。鹿島とは何回も対戦したし、イメージもずっと変わらない。アウェーでたたいて、インパクトの残るゲームにしたい」と敵地での勝利を思い描いていた。【木下淳】