昨季J2を制し、5季ぶりのJ1に挑む北海道コンサドーレ札幌。四方田修平監督(43)にとっては初の挑戦となる。J2発足後、札幌の過去4度のJ1挑戦で残留できたのは01年の1度だけ。全体的にも昇格チームの苦戦は過去のデータから明らかだ。今日25日、トップリーグ「定着元年」を目指す札幌の戦いが始まる。

 四方田監督は「特別、開幕の感じはなく、いつもの公式戦を迎える気持ち」と、J1初采配にも緊張の様子はなかった。ベガルタ仙台戦では、今キャンプで時間を割いて取り組んできた、3ボランチを採用すると見られる。守備ベースの接戦が予想されるが「予想がつかないのが開幕戦だと思っている」と気を引き締め「仙台は手堅く、しっかりした良いチーム。接戦をしぶとく、ものにしたい。(選手には)できるだけ平常心で試合に入って欲しい」。チームにとっては01年以来のJ1開幕戦勝利を狙う。