横浜F・マリノスがシーソーゲームを制し、好スタートを切った。

 ファーストシュートは横浜。4分、左サイドでパスを受けたMF斎藤のクロスにペナルティーエリア内へ走り込んだMFバブンスキーが合わせたが、GK西川のセーブにあった。

 6分、最初のチャンスが浦和レッズに訪れる。MF青木が中央から左のMF宇賀神に展開。宇賀神からの折り返しのクロスを青木がダイビングヘッドで合わせたが、GK飯倉の好セーブに阻まれた。

 先制点は横浜。13分、斎藤がドリブルで左サイドを突破しペナルティーエリア付近へ。マイナス気味のパスをバブンスキーが左足ダイレクトでゴール左上へたたき込んだ。

 横浜の攻勢は続く。19分、自陣内で得た反則からの素早いリスタートで前線の斎藤へパス。斎藤が自らペナルティーエリア内へ持ち込んで右足でシュートを狙ったが、ゴール左へそれた。23分にもペナルティーエリア手前でのチャンスからMFマルティノス(25)が左足でミドルシュート。ブロックを敷いて浦和の攻撃の芽をつみながら、カウンターでゴールに迫った。1-0と横浜リードで前半を折り返した。

 後半に入って攻勢に出たのは浦和。6分、左サイドの突破からペナルティーエリア内でパスを受けたFW興梠がFWラファエル・シルバにラストパス。左足シュートは右ポストを直撃した。ラファエル・シルバは頭を抱えた。

 19分、浦和が同点に追いつく。途中出場のMF関根の右クロスをラファエル・シルバがトラップし、右足でゴール左へ決めた。

 直後の20分、再びラファエル・シルバ。中盤でボールを持った柏木の絶妙なロングパスに走り込み、ペナルティーエリア内でGKとの競り合いを制して頭で決めた。

 ここから横浜が意地を見せる。41分、左CKからFWウーゴ・ヴィエイラが近いサイドで頭で合わせて再び追いついた。

 迎えた後半ロスタイム、左サイドを突破した斎藤から、MF前田が左足で決勝ゴールを挙げて勝ち越した。そのまま試合終了となり、新生横浜が勝ち点3を手にした。