浦和レッズは28日、ACL第2戦のFCソウル(韓国)戦に臨む。今季初となるホーム埼玉スタジアムでの試合を翌日に控えた27日、夕方から試合会場で約1時間の調整を行った。

 Jリーグ開幕戦で左太ももつけ根のケガから復帰したMF柏木陽介(29)が、この日の練習には参加しなかった。患部に張りが出たため、大事をとって練習を回避した。

 練習ではハーフコートでの実戦練習を中心に行った。MF阿部勇樹主将(35)とケガで離脱中のMF梅崎司(30)はここには加わらず調整した。主力組は通常の3バックではなく、4バックで練習。DFラインは左から宇賀神友弥(28)、槙野智章(29)、那須大亮(35)、森脇良太(30)が並び、中盤は右サイドでの起用が多いMF関根貴大(21)を左サイドに配置した。また前線はFW興梠慎三(30)、李忠成(31)、武藤雄樹(28)の「KLM」が入った。

 FCソウルとは前回大会でもベスト16で対戦し、PK戦の末に敗れている。15日のさいたまシティカップ(駒場)でも対戦しているが、ACLを控えて互いに手の内を隠したようだ。練習前に会見に出席したFW李は先発が濃厚で、「神様が与えてくれた舞台。成熟した浦和を見せることができれば」と雪辱に燃えた。