ホーム開幕戦を迎えたFC東京が大宮アルディージャを振り切り、13年以来4年ぶりの開幕2連勝を飾った。小池百合子都知事(64)が青赤のユニホーム姿で応援に駆けつけた一戦。0-0の後半21分に日本代表DF森重真人(29)の右足ミドル弾で先制し、同ロスタイム1分には、FW大久保嘉人(34)のループシュートのこぼれにMF中島翔哉(22)が詰めた。

 守っては、GK林彰洋(29)が後半32分にビッグセーブ。相手の右CKに頭で合わせたFWドラガン・ムルジャ(33)のシュートに横っ跳びして左手1本で防いだ。暫定2位。ホームでは大宮に5試合連続で「0-1」のスコアで敗れていたが、負の歴史を止めた。

 森重は「いいシュートではなかったけど、枠に飛ばそうと思っていた。内容は良くはなかったけど、勝ち点3を取れたことが大きい」。途中出場で攻撃のスイッチを入れた中島は「自分の中に時間稼ぎはない。1-0より2-0の方がいい」と攻撃の手を緩めなかった。2試合連続の完封に貢献した林も「ホーム開幕戦ということで、多少の硬さがあった。その中でDF陣がシュートコースを限定してくれたし、守備の強固な部分はポジティブにとらえていい」と納得していた。 開幕3連勝を狙う次節11日は敵地でG大阪と戦う。