ガンバ大阪が今季初勝利を挙げた。長谷川監督体制で14年から3戦全敗だった鬼門の柏で初めて白星を飾った。

 前半7分、MF倉田が左サイドのDF藤春へパス。藤春が左クロスを上げると、FW長沢が頭でたたきつけて先制した。

 0-1で前半を折り返した柏レイソルはハーフタイムに下平監督から「良い入りをして、先に1点を取って流れを引き寄せよう」と指示を受けると、攻勢に出る。すると後半2分、CKからこぼれ球をMF小林がミドルシュートを突き刺して同点に。さらに同11分にはMF伊東の右クロスをFWオリベイラが頭で合わせたが、GK東口のスーパーセーブで得点には至らなかった。

 追いつかれたG大阪は同16分、FWアデミウソンからパスを受けた今季初先発の19歳DF初瀬が右クロスをゴール前へ入れると長沢が左足で決めて勝ち越した。続く同27分にはアデミウソンがペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。これを自ら決めて突き放した。

 長沢は今季公式戦で5戦4発。日本代表ハリルホジッチ監督の前で決めてアピールに成功した。