少年サッカー「春の日本一」を決めるチビリンピックサッカーの東北大会が行われた。決勝で青森FC(青森)がコバルトーレ女川・石巻ジュニア(宮城)を下し初優勝を飾った。同チームは5月3から横浜市の日産スタジアムで行われる全国決勝大会への出場権を手に入れた。

 青森FCが初の全国への切符を手にした。青森県勢としては7年ぶりの全国決勝大会進出。女川との決勝では立ち上がりにFWデンハム公士理のゴールで先制し、MF本田陽大が2得点をあげるなど、終始ペースを握る危なげない試合展開で快勝した。予選も含め5試合で2失点と守備陣の活躍が光ったが、チームを率いる伊藤豪監督は「ディフェンス面でもっと強い気持ちがあれば防げる失点だった。得点したことも覚えているが失点が強く印象に残っている」と、失点の反省を語った。

 全国決勝大会に向け伊藤監督は「全国は質が高く総合力もすごい。よりレベルアップしていく必要がある」と、意気込みを語った。決勝でだめ押しとなる6点目を決めた主将の山本虎は「チビリンピックはチーム力が大事。試合前はいつもより集中していた。横浜に行ってもチーム一丸となってがんばりたい」と初の全国決勝大会への意気込み語った。

 決勝トーナメント全試合の結果は以下の通り。

<準々決勝>青森FC2-0ESTRELLAS、MIRUMAE・FC3-1リベロ津軽SC、ベガルタ仙台3-0山形FC、コバルトーレ女川4-2ヴェルディSC岩手

<準決勝>青森FC3-1MIRUMAE・FC、コバルトーレ女川1-0ベガルタ仙台

<決勝>青森FC6-0コバルトーレ女川