元同僚を圧倒し、12年以来の開幕3連勝だ。ベガルタ仙台は8日、仙台市内で約1時間半練習を行った。4日のジュビロ磐田戦で初ゴールを挙げたMF奥埜博亮(27)は、11日のホーム・ヴィッセル神戸戦に向け闘志を示した。敵のDFリーダーで前仙台DF渡部博文(29)を攻略し、2戦連発を決めてみせる。

 奥埜は「体もヘディングも強い」と渡部を評した。昨季までその高さに救われてきた。渡部は新天地で早速得点を決めて勢いに乗っているが、対策はある。「クロスも低くして速い球を入れていけるように、うまくチームで連動したい」と、足元から崩していく。

 磐田戦では左シャドーで、走行距離はチーム1位の12・552キロを記録した。「運動量が僕の持ち味。好きな攻撃をやれているから、疲労感はあまりない」と、シャドーとの相性の良さを強調。「勝利する中で、ゴールやアシストで貢献するのが一番」と話した。