シュートの精度を上げろ! ジュビロ磐田は8日、磐田市内の大久保グラウンドで次節アウェー大宮アルディージャ戦(11日午後3時、NACK)に向けて約2時間の調整を行った。前節ベガルタ仙台戦は前半に決定機を演出しながらも、ゴール前で精彩を欠いて0-1で惜敗した。それだけに、名波浩監督(44)は前日7日に続いて2日連続でシュート練習を敢行した。

 この日は、サイドからのボールに対して2本を1セットとした練習など、選手たちはゴール前の感覚を確かめながら、入念に打ち込んだ。FW川又堅碁(27)は「ゴール前は一番、繊細な場所。常に冷静さが必要になる。前の試合は力が入りすぎてしまったけど、今日は力も抜けていて、みんな良いシュートが決まっていた」と、チーム全体としての精度向上に一定の手応えを示した。

 チームは現在、開幕から2試合連続の無得点で未勝利。今季初勝利を呼び込むためにも、1点がほしい状況だ。MFアダイウトン(26)は「(シュートの精度は)我々に足りなかったもの。勝ち点3を持ち帰るためにも、次の試合に向けて意欲的に取り組んでいきたい」と、力を込めた。【前田和哉】