J1ベガルタ仙台は10日、東日本大震災から6年となる11日のホーム、ヴィッセル神戸戦に向け、仙台市内で最終調整を行った。

 いつもの試合前日と変わらず、セットプレーを確認した。渡辺晋監督(43)は「いろいろな感情がわき上がるだろうけど、だからといって気負うことはない」と平常心だった。練習前のミーティングでも、選手に同様の話をしたという。

 震災後初となる3月11日の公式戦。「勝利を通して笑顔を届けられる1日になれば」と語った。震災以降、仙台は「復興のシンボル」になった。神戸戦でも、その使命を果たすつもりだ。