J2V・ファーレン長崎は10日、長崎市で記者会見を開き、5億円超の出資を打診されていた英会話学校大手のNOVAホールディングス(東京)の支援受け入れを、同日午前の臨時取締役会で決めたことを明らかにした。

 今月末に臨時株主総会を開き、受け入れを提案する。一方で、支援表明したジャパネットについてクラブの荒木健治会長は「目指す経営の考えに齟齬(そご)があり、話し合う時間的な余裕がない」と述べ、Jリーグへの報告書の提出期限が迫り、4月にも給料の未払いが生じることからいったんNOVAの支援を受けるとした。ただし、NOVAの株式取得を35%にとどめ、ジャパネットが100%子会社化できる状況は残すという。