通信販売大手ジャパネットホールディングス(長崎県佐世保市)が10日、都内で会見を開き、経営難に陥っているJ2V・ファーレン長崎を支援する意思を表明した。

 ◆長崎フロント騒動経過 今年2月8日、佐世保で行われた「サポーターズミーティング」で池ノ上俊一社長、岩本文昭専務、服部順一GMのフロント3人から辞表が提出されていることが発覚。同11日に1月31日付での岩本専務、服部GMの退任を正式に発表。開幕直前にフロント幹部が「辞任」する騒動に。16年度決算で赤字が約1億2000万円に上る見通しとなる責任を取る形となった。会社経営に強く関与する大株主不在で、地元企業から幅広く出資を募る形での経営方針が限界となった。1日の臨時株主総会では17年度の業績次第で債務超過に陥る可能性があると発表。大口の出資がなければJ3降格の可能性にも言及したが、7日に英会話学校大手NOVAから5億円を超える出資の打診を受けていた。