アウェーの福島ユナイテッドFCがチーム開幕戦初白星で、東日本大震災から6年目と重なった鎮魂の日に花を添えた。

 前半31分、FW田村翔太(22)のドリブルシュートで先制。その2分後には、今季テーマにする“密集”からゴール前の攻防を制し、連続ゴールを挙げた。今季からチームを指揮する田坂和昭監督(45)は試合後の記者会見で「今日は福島にとって大事な日。今までこれほど勝ちたいと思ったことはなかった。選手が意気込みを出してくれた」と声を震わせた。