ベガルタ仙台が、東日本大震災後初めて3月11日にホーム戦を開催した。阪神・淡路大震災を経験したヴィッセル神戸と対戦。「3・11」と「1・17」を背負う復興のシンボル同士で、ユアテックスタジアム仙台には献花台も設けられた。各会場で黙とうがささげられ、被災者を励ます横断幕も見られた。

 ユアスタでは震災発生時刻の午後2時46分に黙とうがささげられた。会場を訪れたJリーグ村井チェアマンは「まだ震災から6年。懸命な復興活動を数多くの方が続けている。困難を極める皆さんにサッカーを通して元気や活力を届けられれば。サッカー人にはサッカーをすることしかできない」と語った。歌手May J.の復興ライブなども行われた。