J2ジェフユナイテッド千葉は12日、DF阿部翔平(33)がJ1ヴァンフォーレ甲府に期限付き移籍すると発表した。

 阿部は名古屋グランパスから14年に甲府に移籍し、2季プレーした後、16年に千葉に移籍しており、2季ぶりの甲府への復帰となる。阿部は千葉を通じ、コメントを発表した。

 「このたび、ヴァンフォーレ甲府に移籍することになりました。チームがJ1昇格に向けて一丸となって戦っているこの時期での移籍は、決して簡単な選択ではありませんでした。ジェフユナイテッド市原・千葉で結果を出し、この仲間とともにJ1に昇格をしたいという気持ちもありましたが、一人のプロサッカー選手として、もう一度チャレンジしたいという思いが強く、決断しました。ジェフのファン・サポーターの皆さんの応援は私たち選手にとって非常に大きな力です。いつどんなときでも、温かく力強い声援を本当にありがとうございました。そして、引き続き、ジェフをサポートしていただければと思います。私も陰ながら応援しています。1年少しと短い期間ではありましたが、このチームで皆さんとともに戦い、リーグ通算300試合出場を達成したことは決して忘れません。ジェフを愛するすべての皆さんと、また再会できる日を楽しみにしています」(原文のまま)

 阿部は16年に千葉でJ2で33試合に出場し、1ゴールを挙げた。甲府でも、14年にJ1で34試合に出場して1得点、翌15年も33試合に出場して1得点を挙げており、千葉と甲府両クラブで主力として活躍してきた。