横浜FCのFWカズ(三浦知良、50)がホームの群馬戦に先発し、前半40分に左足でゴールを決め、自身の持つJリーグの最年長得点記録を50歳0カ月14日に更新した。「あのゴールの前から横浜FCの時間帯になり、いいチャンスがつくれていた。イバの近くにいれば必ず転がってくると信じていた」と、FWイバのシュートのこぼれ球に完璧に反応した。

 ゴール直後には今季初のカズダンスを披露し、会場は大いに沸いた。カズは後半14分までプレーし、この1点を守り抜いたチームは開幕から2勝1分けの勝ち点7とした。試合後のカズは「カズダンスをやるとなかなか勝てなかったので心配したが、勝てて良かった」とほっとしたような笑みを浮かべた。中田監督も「50歳の人が点を取ったら負けるわけにいかなかった」と振り返った。