25年目のJリーグで、世界仰天の50歳弾が生まれた。J2横浜FCのFWカズ(三浦知良、50)がザスパクサツ群馬戦(ニッパツ)の前半40分、今季初ゴールを決めた。

 カズの同級生が歴史的ゴールの目撃者となった。同じ静岡・城内中の小林一央(かずや)さん(50)がスタンド観戦。カズは「一番成績が良くて、夏休みの宿題を見せてもらっていた。だから(自分で書く)作文以外はオール100点だった。僕は(普段の成績は)ビリだったので」と笑わせた。小林さんは「知良は自転車で宿題を取りに来ていました」と懐かしがった。

 ◆三浦知良 みうら・かずよし。1967年(昭42)2月26日、静岡市生まれ。静岡学園を中退し、15歳でブラジルに渡り、86年にサントスとプロ契約。90年に帰国して読売クラブ(現J2東京V)入りし、93年にJリーグ初代MVP。国内外で移籍を繰り返し、07年7月に横浜FCに加入。日本代表では国際Aマッチ通算89試合55得点。家族はりさこ夫人と2男。177センチ、72キロ。