柏レイソルは、Jデビューを果たしたMF手塚康平(20)の初ゴールで勝利した。

 前半3分、DF小池龍太(21)の右クロスを清水エスパルスDFがクリア。ゴール前に走り込んでいた手塚がこぼれ球を拾うと、左足で豪快に決めた。「クロスが上がったときに、くるかなと思っていた。力を抜いて、取りあえず枠内へ蹴った。すごいうれしいです」と笑顔で振り返った。

 柏ユース出身だが、15年にはニュージーランド・ネオハンガでプロ選手として半年間プレー。英語を学びながら、フィジカルの強い選手との戦い方を身につけた。「体が強い相手とのポジショニングなど、勉強になった」と言う。

 ボランチとして完封勝利にも貢献したが、「後半は相手に押し込まれる時間が続いた。(自分たちが)ボールをにぎって、最後まで柏ペースでできるように心がけたい」と反省も忘れなかった。