ガンバ大阪が、ホームで痛い2連敗を喫した。1点を追う後半30分にはMF遠藤のFKが、相手の手に当たったように見えたが、シンガポール人のムハマド主審は笛を吹かず。後半ロスタイムにも、MF堂安のクロスをDFオ・ジェソクが折り返し、最後はゴール前のFW長沢に渡る絶好機。長沢は相手DFに押されてシュートまで持ち込めなかったが、これもPKは与えられなかった。

 長谷川健太監督(51)は「最後はPKかなと思いましたが、そこを取られなかったのは仕方がない」と悔しそう。さらに同監督は「我々のサッカーができなかったのが、全て。消極的なプレーに終始したと思っている。遠藤のところに、マンツーマンで24番の選手が付いてきた。そういう中で、ボールを動かすことができなかった」と振り返った。

 この日、行われたアデレード-済州が引き分けたため、H組3位のまま。長谷川監督は「まだまだ残り3戦、可能性がある限りはJの代表として恥ずかしくない試合をする」と力を込めた。