4試合で1失点のヴィッセル神戸が開幕4連勝を飾り、首位をキープした。

 安定した守備でこの日も完封勝利。ここまで失点は新潟に許した1点のみ。センターバックのDF岩波拓也(22)は「粘り強く戦った。90分しっかり戦い抜くことが全員やれている」。ネルシーニョ監督(66)も「(磐田が)カウンターを狙ってきていたことを我々も感じていたので、ピンチにつながるミスはなかった」と手応えを得た。

 堅守が攻撃にも相乗効果になっている。指揮官は「守備だけでなく攻撃も成長している。今日も相手の堅い守備に対してチャンスを作り続けられた」。FW渡辺千真(30)は「中でも外でも崩せるようになってきた」。この日の決勝点も前線の連係から、MF大森晃太郎(24)が2試合連続となるゴールを決めた。攻守の歯車がしっかりと合い、クラブ記録を更新する開幕4連勝となった。