川崎フロンターレはアウェーで3点を奪われ、鬼木達監督の就任後初黒星を喫した。

 前半から相手陣内に攻め込む時間が長かったが、得点を奪えないまま前半を終える。後半もサイドを利用してゴールに迫ったが得点は奪えず、前がかりになったところでカウンターを浴びてオウンゴールで先制点を奪われた。

 41分には広島から今季加入した昨季得点王のFWピーター・ウタカ(33)に移籍後リーグ初得点を奪われて試合を決定づけられた。さらに終了間際には昨季まで所属していたFW大久保嘉人(34)にも移籍後初ゴールを浴びてダメ押しを食らう屈辱。昨季のアウェー戦は大久保の2ゴールなどで4-2と快勝していたが、やり返された。

 試合後に大久保とユニホームを交換したFW小林悠(29)は「0-3ほど力の差はなかった。マイボールを簡単に渡して失点したので、そこを改善すれば差はつかなかった」と悔やんだ。MF中村憲剛(36)は「一番いい形で終わらせてしまったので、川崎の人間としては悔しい。ホームで借りを返したい」と肩を落とした。