サッカー元日本代表FWの永島昭浩氏(52=日刊スポーツ評論家)が、日大大学院の総合社会情報研究科博士前期課程を修了し修士を取得したことが29日、所属事務所から発表された。

 Jリーグ神戸で現役を引退後、フジテレビでスポーツキャスターや本紙評論家を務める一方で後進の指導に尽力。さらにサッカーを論理的、かつ法律的な側面などから学ぶために2年前に同大学院に進んでいた。

 多忙な日々の中で「日本のスポーツマネジメントの現状と課題」をテーマに論文を書き上げ、このほど修士取得となった。

 16年5月に日本サッカー協会国際委員にも就任した永島氏は、華々しい競技歴に加え、異色の学歴を持つことになった。今後について「大学院で学んだスポーツに関する国際情勢やマネジメントの活用性を踏まえ、サッカー界はもちろんのこと、スポーツ界全体の発展に力を注ぎ、微力ながら社会へ貢献していきたい」とコメントした。

 永島氏はガンバ大阪時代の93年にJリーグで日本人初のハットトリックを記録するなど、日本を代表するストライカーとして活躍。引退後はJFAアンバサダーに就任するなど競技の発展に貢献してきた。