浦和レッズは30日、さいたま市内の練習場で約1時間半の練習を行った。

 ボール回しとハーフコートでの実戦練習。下半身に張りが出ているFWラファエル・シルバ(24)は大事を取って別メニュー調整し、主力組の前線にはFW興梠慎三(30)、李忠成(31)、武藤雄樹(28)の“KLMトリオ”が入った。

 4月1日のリーグ戦第5節では、開幕4連勝中で首位のヴィッセル神戸とアウェーで対戦する。GK西川周作(30)は「レッズが神戸を止めてくれと言われている」と周囲から背中を押す言葉をかけられていることを明かし、「大事なのは結果。無失点にこだわりたい」と、今季リーグ戦ではまだないシャットアウトを誓った。

 神戸のネルシーニョ監督は09年~14年で柏を率いたこともあり、李にとっては“恩師”でもある。李が「守備が哲学の人」と語るように、今季の神戸はまだ先制点を許していない。攻撃力を売りにする浦和にとってはこの上ない力試しの相手だ。李は相手が堅守だからこそ普段使わない連係も必要だと語り、「見たことがないようなコンビネーションを見せられると思う。ダ・ゾーンで見てほしいですね」と華麗なゴールを予告した。