FC東京は3月31日、FW大久保嘉人(34)に第4子の男児が生まれたと発表した。午後2時11分、3070グラムで誕生。母子ともに健康という。大久保嘉はクラブを通じ「無事に生まれてきてくれてホッとしています。新たな家族を迎え、さらに気持ちも高まりました。パパ、頑張ります!」とコメントした。

 予定日は4月17日だったが、前日30日に計画出産しようと練習を休んだ。しかし生まれてこなかった。この日は非公開練習に参加した後に「まだみたい。間に合うかな」と言いながら走ってクラブハウスを後にし、11、7、4歳の息子とともに立ち会うことができた。

 15年夏に莉瑛夫人が流産を経験。子宮にぶどうの房状の絨毛(じゅうもう)が増殖する胞状奇胎も発症した。抗がん剤治療で克服した後に授かった待望の第4子に、公式ブログには「いろいろと妊娠前にあり今回は大丈夫かなと心配しながらでしたけど、元気に生まれて来てくれて泣き声が聞こえた時は4人目だけど感動しました。4兄弟で騒がしすぎると思うけど、楽しくワイワイとできる最高の兄弟でいてね!」とつづり、抱いた写真も載せた。

 子供が4人いるJリーガーには磐田中村俊、鹿島小笠原、G大阪遠藤ら名選手がおり、大久保嘉も続いた形。今日1日のホーム鳥栖戦(味スタ)は1トップでの先発が確実で、誕生後にクラブ関係者に「ゆりかごダンスしたいっす」と連絡した通り、今季2点目を挙げて踊るつもりだ。【木下淳】