前節まで開幕4連勝で首位を走っていたヴィッセル神戸の連勝が止まった。前半から浦和レッズにボールを支配され、守備的な形からカウンターを狙うが不発。後半14分にMF武藤雄樹(28)に代え、スピードのある駒井善成(24)を投入した浦和がテンポアップ。その2分後にMF柏木陽介(29)が角度のないところから左足を振り抜き、先制ゴール。さらに19分にもDF遠藤航(24)が、CKから頭で合わせて追加点をあげた。

 神戸も36分に途中出場のMF中坂勇哉(19)がFW渡辺千真(30)がパスカットしたボールを受けて追撃のゴール。その後も前掛かりに攻めたがロスタイム、またも柏木にとどめ弾を決められた。

 ネルシーニョ監督(66)は「崩されないよう、守ってカウンターが狙い。互角だったが、向こうがミスを突いてきてこういう結果になった。ただ、(選手が)ファイティングスピリットを見せてくれたことが大事だ」と強調。主将の渡辺千も「負けた後が大事。1試合負けたからといって、大きく変わることはない。反省して自分のやるべきことをしっかりやっていきたい」と次節(7日)の大宮戦(NACK)へ切り替えた。