昨年末に脳梗塞で緊急入院した、サッカー元日本代表のラモス瑠偉氏(60)が、J1のガンバ大阪、浦和レッズ、FC東京の監督就任を熱望? した。

 ラモス氏は3日、都内で行われたWOWOWの番組「リーガダイジェスト! クラシコSP 宮本恒靖対談『世界を知る。』」(WOWOWライブで17日午後8時)の公開収録後、報道陣の取材に応じた。

 今後について聞かれると「もちろん、監督は、もう1回やりたいな」と、16年7月にJ2のFC岐阜を解任されて以来の、監督業への復帰に意欲を見せた。そして共演した日本代表の後輩・宮本恒靖氏(40)の肩を抱き「今だったら、やっぱり(宮本氏が)コーチ、(自分が)監督としてガンバですね!!」と言い、満面の笑みを浮かべた。

 その後、慌てて「健太が飽きてからね!! 健太、別にあなたを、やめさせようとは思っていない。健太、怒らせると怖いからね」と言い、1993年(平5)の「ドーハの悲劇」をともに日本代表として経験した、長谷川健太監督を気遣い、ジョークを飛ばした。

 そして「たとえば今、浦和レッズとかFC東京(の監督)をやるの、ヤバいじゃないですか!! ああいう(強力な)メンバーで…お願いしますよ」と笑った。

 その後は、真剣な顔で「ラモスを必要としてくれるクラブに、私は行きますけど…そのクラブの目標が、どこにあるか。そこに合うなら、行きます。ただ(下のカテゴリーに)落ちなければいいと言うなら行きません。妻とデートしていた方がいい」と言い、報道陣を笑わせた。【村上幸将】