浦和レッズがFW興梠慎三(30)のハットトリックなどでJ1でのクラブ最多タイとなる7得点を奪い、ベガルタ仙台を粉砕した。

 まずは前半20分にMF関根貴大(21)の右クロスに興梠が頭で合わせて先制。続く27分、関根の今度は低く速いクロスに再び興梠が反応。ゴール前で体勢を崩しながらも右足で合わせ、ゴール右隅へ流し込んだ。その2分後にはFW武藤雄樹(28)が中央からドリブルで切り込み、約25メートルの位置から右足で豪快なミドルシュート。前半終了間際にはMF宇賀神友弥(28)が得たPKを興梠が冷静に決めた。前半だけで興梠がハットトリック、4ゴールを奪って試合をほぼ決定づけた。

 後半に入っても浦和の攻勢は止まない。開始わずか2分でFW李忠成(31)が追加点。興梠、武藤との「KLM」トリオがそろって得点を記録した。その後はオウンゴールに加えてMF柏木陽介(29)にもゴールが生まれ、圧巻の7得点で仙台を圧倒した。