ジュビロ磐田は14日、明日16日のホーム・サガン鳥栖戦(午後3時)に向け、会場となる磐田市内のヤマハスタジアムで紅白戦を行った。名波浩監督(44)は、開幕から6試合を戦ってきた4-2-3-1ではなく、3バックをテスト。1本目に3-6-1、2本目は3-5-2を試した。指揮官は「(試合で使うかは)まだ分からない」としたが、今季初のシステムで本番に臨む準備はできている。

 3バックは、昨季から4バックと併用。今季も練習では何度も行ってきた。紅白戦の2本目には、FW川又堅碁(27)のパスから2トップを組んだMFアダイウトン(26)が得点。左サイドを起点にMF中村俊輔(38)が飛び出し、好機を演出する場面もあった。

 MF川辺駿(21)は「前線に厚みが出ることで、パスコースも増えるし、前から守備にもいける」と、その効果を口にする。昨年6月25日以来となるヤマハスタジアムでの勝利へ、磐田が3バックに懸ける可能性は十分だ。【前田和哉】