INAC神戸4年目(13年は特別指定選手)のDF三宅史織(21)が貴重な先制ゴールを挙げた。押し込みながらも無得点が続いていた、前半ロスタイム。MF中島の右CKに頭で合わせ、ゴールに流し込んだ。仲間と今季初得点を喜び「絶対勝つという気持ちを強く持っていた。(中島)依美さんのボールはいつもいい。『決めるだけ』っていうのが決められていなかったので…」と照れ笑いした。

 試合後はインタビューにも呼ばれ、取材ゾーンでは松田監督の視線を受けて、再び照れ笑い。指揮官は「ゴールのところは彼女の良さ」と評価しつつ「毎日ヘディングをやっている。たまには(ゴールが)きてくれないと」と決定率を冗談交じりにいじっていた。それに対して三宅は「ずっとやってきているのに『決めてない』って言われ続けていた。ここで1点取れたら、という時でタイミングが良かった」。練習の成果を発揮し、チームに3連勝をもたらせた。