1月の全日本大学サッカー選手権王者の筑波大が日体大に競り勝った。

 筑波大は0-0の後半24分、磐田加入が内定しているFW中野誠也(4年)がゴール前でためをつくると、右から走り込んだMF長沢皓祐(3年)へパス。長沢が豪快にネットを揺らし、決勝点となった。

 中野は「トラップが成功したらシュートだったのですが…。右で呼んでいるのが分かってパスを出しました。意図的なトラップミスということで」と苦笑した。大学サッカー界では今季のプロ内定1号。磐田ユース出身で、育ててくれた磐田への感謝の思いを胸に、加入をいち早く決めた。中野は「プロになるという目で見られる立場。今日ぐらいのプレーではまだまだ。動き出しの部分を含め、しっかり磨いて次へ準備したい」と話した。