清水が試合終了間際に追いつき、引き分けに持ち込んだ。勝ち点3を逃した大宮は、開幕から7戦勝ちなしとなった。

 アウェーの大宮アルディージャが先制した。前半6分、右サイドをドリブル突破したDF渡部がクロスを上げ、FW江坂が頭で合わせた。清水エスパルスは同21分、DF松原が相手DFラインぎりぎりのパスを出し、FW鄭大世が抜け出してシュート。ゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定だった。前半は大宮の1点リードで折り返した。

 反撃に出たい清水は、後半途中から新加入したFWチアゴ・アウベスを投入。直後の同19分には、直接FKで左足の強烈なシュートを放つが、大宮GK加藤がセーブした。大宮は同29分、ゴール前でFKを獲得。MF横谷が直接狙ったが、枠を超えた。清水は同42分、チアゴ・アウベスの右クロスに飛び込んだ白崎が決めて土壇場で同点に追いついた。

 1点を守り切れなかった大宮は、今季初勝利ならず。清水も、今季ホーム初勝利と、清水の小林監督のJ1、J2通算200勝目はお預けとなった。