FC東京が天敵に敗れ、今季初の2連敗となった。公式戦では6連敗中だった浦和レッズを相手に前半14分、カウンターから先制点を献上。FW大久保嘉人(34)を軽度の脳振とうで欠いた攻撃陣は、チャンスをつくりながらも無得点に終わった。

 味スタでの浦和戦に限れば、04年9月以降の勝ちなし試合が「11」(3分け8敗)まで伸びる敗戦。それでも、前からいく守備が迫力を取り戻し、篠田善之監督(45)は「前回の負け(8日札幌戦)に比べれば多くのことができた。選手は90分間、意図してくれたことをやってくれたし、顔を上げてやっていきたい」とポジティブに話していた。