ベガルタ仙台は鹿島アントラーズに敗れ、リーグ戦3連敗となった。1日の川崎Fから続いたリーグ戦強豪3連戦は、全敗に終わった。

 勝利したルヴァン杯磐田戦(12日)のメンバーで昨季王者に挑んだ。序盤からFWクリスラン(25)の高さを生かした攻撃を見せて、攻勢に出た。だが前半25分に先制を許してから、失点を重ねた。

 後半開始とともに、「体調不良」で前日練習不参加の主将のMF富田晋伍(30)を投入した。するとクリスランがMF三田啓貴(26の)CKをヘッドで合わせて、リーグ戦初ゴールを決めた。サポーターからは「クリスコール」の大歓声が巻き起こった。その後勢いに乗って反撃に出たが、ゴールが遠かった。

 強豪3連戦は計13失点で全敗に終わった。渡辺晋監督(43)は「もう1度守備の原点に返ってやらないと。1歩でも2歩でも寄せる強気な姿勢を早急に取り戻さないと。それができる選手を送り出さないといけない」と、堅守再建に着手する構えだ。試合運びに関しても、「後ろでつなぐことを奨励しているわけではない。探し出せば(味方に)預けられるし、そこに対してサポートを増やせる」と改善点を挙げた。