J1通算得点は2万ゴールまで、あと1点に迫っている。21日に川崎フロンターレ-清水エスパルス、ガンバ大阪-大宮アルディージャの2カード(ともに午後7時開始)だけで、この4クラブに絶好機が巡ってきた。

 今季4得点の清水FW鄭大世が、古巣を相手に記念ゴールを狙う。川崎F時代の09年にJ1通算1万3500ゴールを決めており、昨季はJ2での1万5000ゴールを挙げている“メモリアルストライカー”。「記録は後からついてくるものだけど、考えないと言ったらウソになる。プロ選手だったら、爪痕を残したい」と話した。06~10年シーズンまで所属した川崎Fとホームの等々力には、特別な思いがある。今季は主将という立場もあり、自身の得点後にも無表情のまま。感情を表に出していないが「あの思い出が詰まっている等々力で決められたら、喜ぶと思う。間違いなく普通の試合ではない」と予告。自らの得点で、チームを勝利に導く。