清水エスパルスDF松原后(20)が、次節アウェー川崎フロンターレ戦(21日)で今季初アシストを狙う。18日、清水三保グラウンドで練習を再開した。

 全体練習のウオーミングアップが始まると、松原はFW鄭大世(33)と2人でランニングを始めた。身ぶり手ぶりで話す鄭を真剣な表情で見つめながら、時折うなずいていた。「クロスのこと。1回、顔を上げて中を見てからクロスを上げる癖をつけた方がいいと言われた」と明かした。

 今季は全7試合にフル出場しながら、まだアシスト数はゼロだ。前節ホーム大宮戦(16日・1-1)でも前半に鄭にクロスを上げたが、タイミングが合わなかった。「何回も(サイドを)突破してるのに、結果を残せてない。もっといい高さでゴール前に入れないといけない」と課題を痛感している。

 川崎F戦では、あと1点に迫っているJ1通算得点2万ゴールが達成される可能性もある。今季4得点の鄭は「后がアシストしてくれたら、抱きしめますよ。熱い抱擁をします」とニンマリ。松原も「冷静にいいボールを上げられるように、努力したい」。師弟関係の好連係を見せる。【保坂恭子】