北海道コンサドーレ札幌は20日、札幌・宮の沢で紅白戦などを行い、明日22日の第8節浦和レッズ戦(埼玉)に備えた。昨オフ、浦和からのオファーを断り、札幌への完全移籍を決めたDF福森晃斗(24)が「ここ(札幌)に残って正解だったということを示したい」と、決意の首位たたきに挑む。

 前節川崎フロンターレ戦(札幌ドーム)では、後半29分に自身のファウルでPKを与えて失点した。試合は引き分けたが「勝ち点を取りこぼしたようなもの」と、責任を痛感しているだけに「切り替えて、浦和戦では勝ち点3を取りたい」。この日は、最後までピッチに残って動きを確認した。

 昨オフ「札幌で、よりアピールをすることが大事」と、残留を決断した。過去に浦和戦での出場はなく「日本一、大きなクラブと試合ができるチャンス。浦和サポーターの熱を、早く感じたい」。Jリーグ一ともいわれる敵地、埼玉スタジアムの熱狂サポーターと向き合うのを、楽しみにしている。

 開幕から全6戦で先発し、うち5試合にフル出場している不動の左DF。「相手にとっては勝たないといけない試合。それを逆手に取りたい」。自慢の左足で、今季アウェー初勝利を演出する。【中島宙恵】