FC東京DF太田宏介(29)が1得点1アシストで4戦ぶりの勝利に貢献した。

 前半28分、ゴールに向かって左側で得た直接FKを、左足でニアサイド上段に蹴り込んだ。利き足では難しい角度だったが、左角を狙いすまして先制点。オランダ1部フィテッセから復帰後初ゴールとなり、ベンチの篠田監督と抱き合って喜んだ。

 後半24分にはアシストを記録。MF東を追い越して左サイドを突破し、DFのいない所に低いクロスを送る。そこにフリーで走り込んだMF橋本が右足で難なく決めてリードを2点に広げた。1得点1アシストにも、終了間際に惜しい直接FKがあったことを忘れられず「もう1本、決めていれば100点でした。悔しい」と振り返り、お膳立てしたチーム2点目については「理想通り。あのゴールは大きかったし(橋本)拳人がよく決め切ってくれた」と後輩をたたえた。

 自らの活躍で連敗を2で止め「ロングボールで競り負けて失点する形が続いていたので、今日の無失点はポジティブ」と、攻守に手応えをつかんでいた。