ヴァンフォーレ甲府は、DF畑尾大翔(26)のプロ初ゴールで引き分けに持ち込み、ホームでの連敗を阻止した。

 前半15分、先発のDF新井涼平(26)が負傷退場。代わりに投入されたプロ4年目のDF畑尾が躍動した。0-1の後半17分。「畑尾も狙っていた」と言うMF兵働昭弘(34)のFKに、しっかりと頭で合わせた。「(初得点)できたことは素直にうれしい。GKの位置を見る余裕はなくて、押し込んだ」と畑尾。プロ初得点が同点弾となったが、浮かれることなく「守備としては、0に抑えることが第一条件」と冷静に反省点も口にした。

 吉田達磨監督(42)は「(甲府は)勝ち点1が大事なチーム。それを勝ち取ったことは良かった」と安堵(あんど)の表情を浮かべる一方で「プレーついては、反省しないといけない。反省しないと成長はない」と厳しい口調で話した。