チームは8日の甲府戦から広州恒大(中国)、札幌、清水と公式戦は4戦連続でドロー。特に21日の清水戦は、ロスタイムのラストワンプレーで追いつかれるショッキングな結末を経験した。ミーティングでは試合の終わらせ方を含め、全員で意思統一を図り、中村は「清水戦を教訓にしないといけない」とこの一戦に臨んでいた。その悪夢を敵地で払拭(ふっしょく)。5月9日のイースタン戦に勝てば1次リーグ突破が決まる。指揮官は「まだ何も成し遂げていない。しっかり勝って突破したい」と気を引き締めた。

 ◆川崎Fの1次リーグ突破条件 5月9日の最終節イースタン戦で勝てば無条件で突破決定。引き分けても、同日に行われる広州恒大-水原戦で水原が負ければ川崎Fの突破が決まる。この場合、広州恒大が勝ち点12で1位、川崎Fと水原が同8で並ぶが、続く順位決定方法の当該チーム間の対戦成績で川崎Fが1勝1分けとリードしているため2位通過となる。