アジア王者へ1位突破にこだわる。ACL1次リーグF組首位の浦和レッズは、ウェスタンシドニー戦(埼玉)を翌日に控えた25日、さいたま市内の練習場で約1時間の調整を行った。ゲーム形式の練習で主力組に入って先発が濃厚なFW李は「もちろん1位突破を狙う。前半で試合を決めたい」と力強く語った。MF阿部と宇賀神は欠場の見通しだ。

 引き分けでも1次リーグ突破が決まるが、ホームで狙うのは勝利しかない。浦和が勝ち、勝ち点で並ぶ上海上港がFCソウルに敗れれば、最終戦を待たずに首位通過が決定。2位での突破となれば、H組と対戦する決勝トーナメント1回戦は既に首位を決めている「爆買い集団」の江蘇といきなりぶつかる。連戦の消耗もある中、李は「(江蘇は)強い。他の3つ(のどれか)と当たった方がいい」と首位突破の重要性を語った。アウェーでは4-0と快勝した相手。「誰が出ても決定力があるから」と、好調攻撃陣の再爆発を予告した。