ルヴァン杯Aグループ首位の北海道コンサドーレ札幌は今日26日、第3節大宮アルディージャ戦(札幌ドーム)を迎える。試合を控えた25日には、会場となる札幌ドームで、10対10プラス1のミニゲームを行ったほか、非公開でセットプレーを確認した。

 今季初先発が濃厚なGK金山隼樹(28)は「最高の状態で、良いタイミングで試合に出してもらえそう。“金山コール”で迎えてくれたら」と、本拠地サポーターの声援を糧にする。昨季は韓国代表に招集された正守護神クの不在時に、見事に穴を埋めた。

 プロ7年目で、初のJ1。今季、ここまで公式戦出場はないものの、全10試合中9試合でベンチ入りし、出場機会をうかがってきた。ようやく訪れたチャンス。モチベーション維持は難しかったはずだが「GKを代えようと(首脳陣に)思わせるようにやらないと。やるしかない」と燃える。

 チームはルヴァン杯で、まだ無失点。3戦連続完封の重圧もあるが「当然、狙っていく」。大宮とは10日後にリーグ戦で再戦するが、「相手にとって嫌だと思われるよう印象付けられたら」。無失点継続でグループステージ突破も現実味を帯びてくる。【中島宙恵】