J1ベガルタ仙台は28日、30日のアウェー清水エスパルス戦に向けて、仙台市内で紅白戦などを行った。リーグ戦直近4試合はすべて複数失点で、守備のほころびが目立つ。渡辺晋監督(43)は堅守再建へ意欲を示した。

 これまで、カウンターに対応できない場面が多い。指揮官は「我々がイケイケの状態になると相手の思うつぼ。カウンターの餌食になる。慌てず冷静にゲームを進める」と語った。

 清水についてはクロスも警戒する。「クロスはサイドで1対1の状況をつくらせないようにヘルプが必要」と説いた。26日のルヴァン杯での対戦から中3日で再戦することについては「やりやすいと思っていることは、相手もやりやすいと思っているということ。直近のゲームで修正したことが次につながる。大事なことはフレッシュに臨めるか」と話した。

 また清水には、昨季まで仙台でプレーしたGK六反が今季から加入。リーグ戦全試合で先発フル出場中だ。同監督は「長くサッカー界に携わっていると、知っている選手やスタッフがいる。相まみえるのは非常に楽しみだ」と対決を心待ちにする。