清水エスパルスFW金子翔太(21)が、2万ゴールを被災地支援につなげた。前節アウェー川崎F戦(21日、2-2)でJ1通算2万ゴール目をゲット。一躍、時の人になった金子がクラブ側に申し入れ、2万ゴール記念グッズの売り上げの一部をJヴィレッジ復興プロジェクトに寄付することが28日までに決定した。

 クラブ側によると、今月22日に2万秒(約5時間33分)限定で販売した記念ゲームシャツ(2万円)は約200枚以上の申し込みと好調。記念フォトフレーム(3500円)は、2万分(28日~5月12日午後0時20分)限定の受け付けとなる。JFAアカデミー福島3期生の金子は、中3で東日本大震災を経験しており、「支援金がすべてではないけれど、復興にあてられるのはうれしいこと」と話している。

 30日の次節ホーム・ベガルタ仙台戦に向けての調整も順調で、この日は清水三保グラウンドで行われた非公開練習に参加。「今まで通り、全力でプレーして全力で走るだけです」といつも通りの笑顔を見せた。2万ゴールはFW鄭大世(33)のクロスから決めており、「次はテセさんのアシストをしたいです」とも話していた。【保坂恭子】