J2モンテディオ山形は今日29日に愛媛FCとアウェーで対戦する。「古巣対決」の色合いが強く、山形は木山隆之監督(45)以下、昨季まで愛媛に所属したGK児玉剛(29)、FW瀬沼優司(26)、FW阪野豊史(26)、DF茂木力也(20)の大量4人の先発出場が有力。激しい戦いは必至の、J2注目の一戦となる。

 山形は今日29日、アウェーで愛媛と対戦する。チームは28日午前中に、山形県総合運動公園サブグラウンドで約1時間、シュート練習やミニゲームなどを行い最終調整した。

 今季から山形の指揮を執る木山監督は昨季までの2年間、愛媛の監督を務めていた。さらに、「新・山の神」の期待を一身に背負うGK児玉、課題の攻撃力アップのキーマンとして、エースナンバーを任されたFW瀬沼(背番9)、FW阪野(背番11)、すでにDFラインの一角を担っている20歳の茂木も、昨季は愛媛の主力センターバックとして活躍した。山形と愛媛、因縁の舞台第1ラウンドはアウェーでの決戦となる。

 木山監督は「2年間監督を務めて、お世話になった思いもあるが試合は別。勝つために戦う」と闘志を燃やす。ここまでチームトップの3得点を記録しているFW瀬沼は「特別な思いはあるが、やることは変わらない。愛媛のサポーターに成長した姿を見せる」と話した。FW阪野も「一緒にプレーしたメンバーと戦うことになるが、とにかく勝つことに集中する。絶対に負けたくない」と、熱い意気込みを示した。