ジェフユナイテッド千葉の高卒新人MF高橋壱成(19)が、徳島ヴォルティス戦の前半23分に先制ゴールを決めた。

 右サイドから中央へドリブルで進入したFW清武功暉(26)のパスを受けると、右足で鋭くゴールに蹴りこんだ。8日のザスパクサツ群馬戦(フクアリ)でプロ初ゴールを決めて以来、3試合ぶり今季2点目。

 一方、徳島は前半14分、DF馬渡和彰(25)が1発退場となった。馬渡は自陣から左サイドに蹴り出されたロングボールに走ったが、千葉GK佐藤優也にボールを蹴り出された。その後、ボールボーイに対し、詰め寄るような振る舞いをして、主審からレッドカードを出された。徳島の3、4選手が抗議したが、聞き入れられなかった。

 後半19分、千葉は清武が足を痛め、担架で運び出され、MF羽生直剛と交代した。一方、馬渡の退場で1人少ない徳島は、布陣を4-3-2-1から4-4-1に変え、前節までJ2得点王のFW渡大生を軸に、縦に速い攻撃で千葉を押し返した。

 一進一退の展開の中、千葉は途中出場のFW指宿洋史が後半36分にヘディングで2発、決定的なシュートを放ったが、GK梶川裕嗣の好守に阻まれた。同90分、その指宿が、右サイドをドリブルで突破し、左足でゴール。今季、アルビレックス新潟から移籍した指宿の、千葉&J2初ゴールで千葉が勝った。