清水エスパルスはベガルタ仙台に完敗し、今季ホーム初勝利はまたもお預けとなった。

 前半は、ボールを保持する時間が長かった。同44分には、FW鄭大世(33)が左サイドに展開。MF白崎凌兵(23)がグラウンダーのクロスを入れてMF金子翔太(21)がつなぎ、MF枝村匠馬(30)がシュートを放つも相手DFがブロック。こぼれ球を金子が狙うが、GKにキャッチされた。

 前半はシュート6本を放ちながら決定力を欠いて無得点に終わり、後半12分にPKで先制を許すと流れが変わった。その後も2失点し、1点も返せぬまま終わった。FW鄭大世(33)は「失点後少しあたふたしてしまって、自分たちの精神的なもろさが出た。(ここから)組織として、どういい方向に持っていくか」と話した。小林伸二監督(56)は「前半はいいサッカーをしたけど、ボールを持つだけではパスの精度が悪くミスが多かった。ものすごく残念なゲームにしてしまった。(この敗戦が)いい教訓になれば」と厳しい表情だった。