アルビレックス新潟のホーム未勝利が続く。昨年8月20日の福岡戦を最後に、253日間、ホームでの白星から見放され続けている。

 前節FC東京戦の敗北に続いて、この日も無得点。合計16失点の守備の粗さに加え、得点力不足も深刻になってきた。

 シュート数は12本と柏レイソルの9本を上回った。ただ、ゴール前で重圧を受けながらのシュートなど、相手に脅威を与える内容は少なかった。

 MFチアゴ・ガリャルド(27)は「柏のGK(中村)が今日のMVP」と再三の好セーブに敬意を表しながら、「自分も含め、多くの選手にチャンスがあった。『絶対に決める』という強い気持ちで打たなければ」と精神面の立て直しに解決策を求めた。FW山崎亮平(28)は「決定力は個人の問題。練習で改善するしかない」。現状を打開しようともがく中、焦りと不安が見え隠れしている。